アメリカで交通事故に遭ったら?(ロサンゼルス)

米国生活

交通事故はどれほど心がけていても、起こるときは起こる。私は日本での運転歴5年、米国での運転歴4年(ニューヨーク2年、ロサンゼルス2年)でいままで交通事故とは無縁だったものの、運悪く今回交通事故に巻き込まれてしまった。

内容は低速での追突事故で、いわゆるカマを掘られたというものだ。車の破損具合は軽微で体へのダメージも特段無かったものの、初めての交通事故だったのでどのように対応すれば良いかよくわからず、アタフタした。

ガツン!と衝撃があった瞬間、ついに自分にもこの時が来たかと、、、と思いました。

次回は無いものと願いたいが、あちらこちらで事故っているロサンゼルスの現状を考えると、再度このような事態に陥ることは十分あり得るので、次回はスムーズにいくように経験した内容・調べた内容を残しておく。

事故概要

信号の多い直線道路で時速30km未満で車が進む中、私が前の車に合わせて停車したところ、後ろの車が止まらずに突っ込んできた。

事故後の対応手順

警察への連絡

911にかけて連絡するのが最初のステップだが、私の場合は911にかけても英語とスペイン語の自動音声が流れるだけで繋がらなかった。下記の情報交換・写真撮影の後に知人に連絡し、軽微な交通事故の場合は後でPolice Reportを作成するのでいいんだよ、と聞いたので、連絡は後回しに。

ただ諸々の作業中に、運良くパトカーが通りかかり警官と話す機会があったのだが、”ここは一車線の道路だから、写真を撮ったら車を向こうに寄せて話して” と言うだけで、なんと彼は去っていった。

後に米国歴20年の友人に聞いてみたら、州によって警官のスタンスは様々で、ニューヨークの場合はたとえ電話がつながっても警官は来てくれないらしい。一方でニュージャージーの場合は、駐車場で擦った程度の事故であってもすぐ警官が来てくれるとのこと。ロサンゼルスの場合は交通事故が多すぎていちいち小さな事故に対応してられない、ということかなと思った。

相手ドライバーの情報収集

相手の名前、電話番号を聞くのと、運転免許証及び保険証を写真にとろう。

事故現場の証拠収集

保険金の請求に使用するし、後々のトラブルを少しでも少なくするために現場の写真を沢山とっておこう。自身と相手の車の損傷具合はもちろん、周辺状況も念の為に撮っておこう。私は動画も撮った。

目撃者の証言収集

もし事故の目撃者がいた場合、状況を客観的に説明してもらえるように協力を願い出よう。

これで以上だ。あとは家に返って粛々とPoliceレポート作成及び保険会社への申請をするのみだ。

警察への事故報告書(Police Report)の作成

ロサンゼルスの場合はこちらからPolice Reportの作成が行える。

  • 事故タイプ(交通事故、窃盗、暴行等)を選択
  • 申請者の基本情報を入力(氏名、住所等)
  • 事故現場の正確な位置の入力
  • 事故状況の説明(2000字以内)

を記入して作成できる。作成が完了すると”Your Online Police Report XXX Has Been Submitted”という受理完了のメールが届く。私の場合は申請翌日に”Your Online Police Report XXX Has Been Approved”と受理のお知らせが届いた。

保険会社との対応

私はGeicoユーザーだが、claimの申請はオンラインで簡単にできた。追突事故において私の車のポジションは前か後ろか、搭乗者に怪我は無かったか?等の簡単な質問に答えるのみ。

claim申請後のやりとりは保険会社次第かもしれないが、私の場合はclaimを作成した後に保険会社から連絡が来て、以下の二つの進め方のどちらを選ぶか聞かれた。

自身の保険会社を通じて修理を行う

この場合はGeico関連の修理工場に車を持って行き、かかった費用をGeicoが相手の保険会社に請求するスタイル。Deductibleと呼ばれる事故の際の自腹負担額を上限に自身で費用負担する可能性がある。なるべくその費用を少なくするように頑張るね、とはいうものの実際どうなるか不安だったので、私は次の選択肢を選んだ。

相手の保険会社を通じて修理を行う

相手の保険会社が修理に責任を持つスタイル。この場合、Geicoは相手側の保険会社と連絡をつけてくれるが、実際のやりとりは自身でしてね、とのこと。ただし(少なくとも私のケースでは)費用は相手持ちのようだし、なにかあればいつでもサポートするよ、気が変わってやっぱり前の選択肢にしたければいつでも出来るよ、とのことだったのでこちらを選択した。

最後に

ロサンゼルス市内を運転する中で追突事故は出かける度と言って良いほど見かけており、いつか自分もその目に合うんじゃないかな、嫌だな、と感じていたところ、不運ながら実現してしまった。いくら気をつけていても事故は起きてしまうもので、事故が起きてしまった際の負担を少しでも減らせるよう、ドライブレコーダーの購入も考えたい。

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