はじめに
コスタリカは最高の一言に尽きる。
米国からのアクセスが良く、飯が美味くて安く、ビーチブレイクを中心とした初心者から上級者まで遊べるサーフスポットが豊富に存在する。湘南のコンディションにも似た米国の東海岸をホームポイントとしていた私にとっては格好のサーフトリップ先で、年に必ず数回は訪れていた。
合計の滞在日数は3ヶ月間をやや超える程度だが、季節問わず素晴らしい波がコンスタントに存在するこの国は、いつ行っても最高に楽しませくれた。
冬季カリブ海側のワイルドなリーフでサーフィンしたことはまだないが、この記事ではコスタリカの一般的な情報や旅行の際のポイント、そして太平洋側での実体験を踏まえたサーフポイント紹介と口コミや英文記事から得たカリブ海側の情報をのせていく。
コスタリカへのアクセス
日本からの直行便はないので、アメリカ経由で行くことになるだろう。後に述べるタマリンド方面を楽しみたいならリベリア国際空港、ハコ方面に行くならフアン・サンタマリーア国際空港が適切な渡航先になる。どちらもアメリカの各都市から4−7時間程度。
アメリカからメキシコ・グアテマラ・エルサルバドル・ニカラグアを車で横断していく手段も存在するが、安全上の問題もあり、ここでは詳しく説明しない。
なお、タマリンドーハコは4−5時間程度のドライブで行き来できる距離なので、もし日数が許せば両方とも訪れることは十分可能だ。私は二週間休みをとったときはレンタカーをリベリア国際空港で借りてタマリンド方面を一週間楽しみ、その後ハコ方面までドライブして残りの一週間を楽しんだ。
追加料金が少し発生した記憶があるが、フアン・サンタマリーア国際空港で車は返却出来た。
交通手段
バス
コスタリカのバスは中々便利で多くのサーフスポットに格安で行くことが可能だ。フアン・サンタマリーア国際空港 ー 首都サンホセ ー サーフトリップ出発点ハコを結ぶバスは頻繁に出ているし、ハコからケポス、ドミニカルといった一級サーフポイントまでのバスもある。
リベリア国際空港からタマリンドまでもバスは利用可能で、タマリンドからはサーフィンとヨガの街ノサラ方面のバスもある。ただし、複数回バスを乗り継く必要もあることから、ゆったりとしたバスの旅自体を楽しめる人向けの移動手段かもしれない。サーフボードの持ち込みは可能だが、少し追加料金をとられるはずだ。
レンタカー
コスタリカのサーフィンを100%楽しむなら、レンタカーはあったほうが良いと思う。
例えば、満潮前後にハコでサーフィン > 干潮前後でコスタリカNo.2のロングレフトで有名なボカバランカでサーフィンといったプランを実現出来る。ドミニカルの波がつらければドミリカリートにすぐ移動もできる。
少し移動すると大きくコンディションの変わったサーフスポットが現れるコスタリカの特性上、車があるとないとでは大違いだ。私は最初何回か行った時はバスで移動していたが、ある時から車の重要性に気づいて一人で行った時も車を借りるようになった。
ただし地元の人は運転が荒かったり、人気のないところでモノが見えるように車を放置しておくと窓ガラスを割られて中身を取られたりすることがあるので、注意は必要だ。
世界的に名前の知られたレンタカー会社を選べば間違いはないと思うが、私はVamos rent a carというコスタリカの会社を毎回利用している。保険にしっかり入っても他よりも安いし、いままでサービスに不満を感じたことはない。
サーフスポット
それでは早速だが、地域毎の一般的な特性について述べたうえで、各サーフポイントについて紹介していく。
グアナカステ – Guanacaste
グアナカステとはコスタリカ太平洋側の中でも北西に位置するエリアだ。カリフォルニアのサーファーが暖かい海と最高の波を求めて世界を旅する映画『Endless Summer』で紹介されたウィッチーズロックや、優しい波と賑やかな街で皆が楽しめるタマリンド、パーフェクトな波が炸裂するプラヤネグラ等を始め、多くのサーフスポットが点在する。
サーフィンは通年可能で、車が使えれば波を外すことなく、いつもどこかでサーフィンを楽しめるだろう。冬の時期は南西からくるグランドスウェルが弱まる時期でプンタレナス方面の波がワンサイズ小さくなることが多いが、グアナカステは北太平洋からもたらされる北西うねりをキャッチするポイントも存在するので、どちらかと言えば冬の時期はグアナカステに軍配が上がるかもしれない。
ウェットスーツは基本不要だが、春先のオフショアが強く吹く時に水温が一時的に下がることがあり、心配であればタッパーを持っていくと良いだろう。
また、コスタリカでのサーフィン全般に言えることだが、日差しが非常に強いため、長袖ラッシュガードを持っていくのがオススメだ。なお、私は試行錯誤の末、長袖ラッシュガード + 長ズボンラッシュガード + 帽子という組み合わせで落ち着いた。
後に紹介するプンタレナス同様好きなエリアだが、先ほど述べたように冬の時期(11月-3月)に来る場合もしくは、家族やグループ向けで来る場合はどちらかと言うとこちらの方がいい気がしている。私は一泊十ドル程度のホステルにも良く泊まったが、綺麗なホテルやレストランも豊富にあるからだ。
タマリンド – Tamarindo
タマリンドはグアナカステにおけるサーフィンの入り口のような場所だ。当エリアの空の玄関であるリベリア空港(正式名称はダニエル・オドゥベール国際空港)からは車で1時間程度で行くことができる。
ここまでの道路はしっかり舗装されているのに加え、ホテルやレストラン、ナイトクラブ、レンタカーショップ、サーフショップはこのエリアに集中している。従って、土地勘のあるサーファー以外はまずはタマリンドを目指すのが無難だろう。タマリンドだけで遊んだりサーフィンするのであれば車は無くても大丈夫だ。
サーフィンはタマリンドビーチと河口エリアが主なスポットとなる。タマリンドビーチはとても優しいビーチブレイクで、初めてサーフィンをやるのにもうってつけの場所だ。多くのサーフショップが初心者向けのサーフレッスンをこの辺りで行なっており混雑は必須だが、それでもメローで形の良い波に出会えるため初中級者中心に多くのサーファーを世界中から引き寄せている。
河口エリアはメインのタマリンドビーチよりもややパワフルな波が来るので、ショートボードでも十分楽しめるだろう。また、河口を渡ったところは混雑度が格段に低くなるため、渡し船(片道約1ドル。硬貨を海パンにしまっておこう。)で向かい側にいってサーフィンするのも良いだろう。
なお、この河口の幅は普通に泳いでいける距離だが決して泳いでいかないこと。。。ワニが息を潜めている可能性があり、地元の人は決して泳いでいない。
また、コスタリカではSurfline、MagicSeaWeed、Windyが主な波の情報源になるが、タマリンドは波アプリに書いてあるサイズよりも実際はワンサイズ小さいことが多いのも留意点だ。
プラヤグランデ – Playa Grande
タマリンドから直線距離は近いものの、川を大きく迂回しなくてはいけないため、約20分程のドライブが必要な場所。車を停める場所は有料・無料共に十分あり。波質はパワフルで適度に掘れており、まさにショートボードにうってつけのビーチブレイクだ。初心者でもピークを外せば十分な数の波に乗れるし、上手い人はバレルもメイク出来るかもしれない。
ランゴスタ – Playa Langosta
タマリンドから南に10分程度ドライブしたところにある高級住宅街に面した河口ポイント。凶暴と言えるほどパワフルでこれぞリバーマウスという波質で、正直自分のスキルで入って楽しめる場所ではなかった。上級者向けの場所。
アベヤナス – Playa Avellanas
タマリンドから南に30分程度ガタガタとした道をドライブしていくと着く、このエリアでお気に入りのスポット。ビーチブレイク、河口、リーフと色々な種類の波が徒歩圏内に存在している上、タマリンドより混雑度が格段に少ないので、合計で3週間程度滞在した。
ただし近くにレストランやバー等はあまりなく、サーフィンだけを楽しむようなスタイルになりがちだろう。グループでサーフトリップにきたなら、拠点はタマリンドに構え、サーフィンはアベヤナス・プラヤグランデ・プラヤネグラのどれかに行くというのも良いかもしれない。
プラヤネグラ – Playa Negra
パーフェクトな波が楽しめるリーフのポイントブレイク。リーフといってもテイクオフがそこまで難しいわけではなく、私含む初心者ー中級者でも楽しめる波質。水深はある程度あり危険を感じたことは無かった。
ただ波質は最高に良いものの、キャパシティが限られたポイントであることから私は長く滞在することは無かった。
ノサラ – Playa Nosara
タマリンドから南に約2時間ほどワイルドな道を辿って着く場所。雨季(5月-11月)にいったときは途中の道路が軽く水没しており、助走をつけて車で渡った時はそれだけで達成感があった。ただ地元の人は2WDで普通に突っ込んでいた。
ノサラ自体はサーフィンとヨガで有名な街で、再開発も盛んにされており、おしゃれなホテルやレストランもあり欧米人に大人気の場所だ。舗装のされていない土煙が舞う道を駆け抜けたあとに華やかなノサラに着くと、あまりのギャップに驚くだろう。サーフショップも沢山あり、レンタルボードの種類も豊富だ。
波はやや厚め・パワフルな波で、ショートからロングまで皆が楽しめる波質だ。タマリンドーアベヤナスよりも1−2サイズ大きめな波となることが多く、Swell Magnetと呼ばれているような場所でもある。タマリンドで波が無くなった時にノサラにいって本当に良かったと思ったことがある。
グアナカステに来て時間が許すのであれば是非行ってほしいポイントだ。
ウィッチーズロック – Witches Rock
映画Endless Summerで紹介され、オーリーズポイントと並びコスタリカを象徴するポイント。何度もコスタリカにいっているのにウィッチーズロックには行ったことが無い ー タマリンドからサーフショップ主催の乗合で本ポイントまでいけるものの、片道数時間かかる + 乗合に十分な頭数が揃わず300-500ドル支払わなくてはいけなかった + タマリンド近辺でも素晴らしいポイントが沢山あるので断念した。いつかいってみたいポイントである。
オーリーズポイント – Ollie’s Point
ウィッチーズロック同様、タマリンドからサーフショップ主催の乗合で行けるが、人が揃わないと高くつくのでいったことがない。ウィッチーズよりも好きという人の方が多かった。これまたいってみたいポイント。
プンタレナス – Puntarenas
プンタレナスは最西端ではグアナカステ、最東端ではパナマと接し、太平洋側を広くカバーしている州である。コスタリカ国内で最も大きい国際空港であるフアン・サンタマリーア国際空港からプンタレナス1の歓楽街兼サーフスポットであるハコはアクセスが容易で、このエリアを旅するときにはまずはハコを目指すことになるだろう。
サーフィンは一年中可能でどの季節にいっても波はありすぎるほどある。ただし雨季、そのなかでも特に5月−9月あたりがニュージーランド東方で発生した低気圧由来の南西グランドスウェルがプンタレナスに届くので、上手い人やまさに海外といったサーフィンを求めるなら、この時期を狙って行った方が良いかもしれない。ただ繰り返しになるが、この時期以外でも十分に波はある。
ハコ – Jaco
コスタリカ随一の歓楽街で首都サンホセからレンタカーやバスを利用して1時間程度で着くことができる。タマリンドがリベリア空港に降り立ってまず目指す場所であったように、ハコはプンタレナスを巡るならまずは目指す場所だ。
多くのサーフショップが軒を連ねており、サーフレッスンやレンタルボード等のサービスは簡単に見つけることができる。私はSurfer Factoryというところでサーフレッスン&レンタルボードを申し込んだが、対応が良くてその後もボードをレンタルする際はここを利用した。
波はコスタリカで言うと平均的な波質のビーチブレイクという印象で、キャパシティが大きいためタマリンド程混雑することもなくサーフィンを楽しむことができる。ビーチ南端では波のサイズがやや小さくなるので、自分にあったサイズ感でサーフィンすることが出来るだろう。
首都からアクセスの良いビーチタウンだからか、サーフィン目的以外の人も大量にいて、レストラン、バー、ナイトクラブ等が沢山存在している。レンタカーショップも複数ある。良くも悪くも活気があるパーティタウンという印象で、日中はサーフィン・夜はクラブで遊ぶということも可能だ。
エルモッサ – Playa Hermosa
ハコから車で10分程度南にいったところにあるコスタリカを代表する非常にパワフルなビーチブレイク。ハコよりもサイズ・パワー共に格段にあり、中上級者でないとアウトにすら出れないかもしれない。
私はSurflineで3-5ftと表示されているときに何度かチャレンジしたものの、波が見た目以上にパワフルで何度も吹っ飛ばされて怖くなった。上手い人は非常に楽しめる場所だろう。コスタリカ初のメンズCTサーファーであるCarlos Munozのホームポイントとしても有名だ。
ボカバランカ – Boca Barranca
コスタリカのPavonesは最も長くレフトに乗れる波として有名だが、ボカバランカは2番目に長く乗れる波として知られている。2番目だからか知名度が一気に下がるがその分狙い目かもしれない。ボトムは丸石のリバーマウスで、4-6ftあたりになると多くの人が集まるらしい。私は2-4ftの干潮時にいったら2人しかサーフィンしている人がいなかったが、フェイスが広くどこまでも乗っていける波に感動した。全然違うよと言われる気もするが、個人的にはカリフォルニア・マリブをレフトにして水を茶色にした感じかな、と思った。
ハコから1時間くらいでいける場所であり、干潮近辺がベストな時間帯のため、潮が上げている時はハコもしくはエルモッサ、潮が下がった時はボカバランカというような二毛作が可能だ。
なお、路上駐車も出来るが、車を放置するのにやや危険を感じたため、河口沿いにある海の家的な場所に車を置かせてもらいサーフィンした。車を入れた後は鉄の門を閉めてくれたし、シャワーも用意されている場所で安心してサーフィン出来た。ただしおじさんが一人で趣味でやっているようなお店だったので、やっているかどうかはおじさん次第だ。
ケポス – Quepos
コスタリカで最も人気があるといわれるマニュエルアントニオ国立公園から近いポイントで、私が行った時は大した波ではなかったので通り過ぎてしまったポイント。有名なサーフポイントではあるのでポテンシャルはあるのだろう。実際に入ったらアップデート予定。
ドミニカル – Playa Dominical
ハコから1時間半ほど南にいったところにある、リバーマウスも擁するビーチブレイク。エルモッサ同様に非常にパワフルなブレイクで、カレントもあり、中上級者向けのポイント。レストラン、ホテル、サーフスクールやレンタルボードも豊富にあるので、このあたりを拠点にして自分にあった波を探すことがおすすめだ。
私はCosta Rica Surf Campというお店でボードをレンタルさせてもらい、近辺のサーフィン情報についてはヘッドインストラクターであるEzequielから色々と教えてもらった。
ドミニカリート – Playa Dominicalito
ドミニカルの隣に位置するビーチブレイク。ドミニカルが初級者にとって試練の場とするのならば、ドミニカリートは楽園といえるかもしれない。波質は適度にパワフルながらも非常にメローでテイクオフゾーンが広く、自分が上手くなったんじゃないかと思えてしまう場所だ。ドミニカルで疲れた時にもおすすめだ。
ユビータ – Uvita
ドミニカルから更に南へ30分程度ドライブするとつく大きなビーチブレイク。ドミニカル程凶暴ではなく、ドミニカリート程は優しくない中間的なポイントという印象。ライフガードもいて海の家的なものも数件ある。ここでコスタリカ版の焼き鳥のようなものを食べたが、普通に美味しかった。
パボネス – Pavones
ドミニカルからさらに4時間弱ドライブすると着くコスタリカを代表するロングレフト。あまりにも遠いのと雨季の間は道路状況が心配で行ったことはないが、いつか行ってみたいポイント。
カリブ海 – Carribean Sea
予め再度ことわっておくと、私はコスタリカのカリブ海側でサーフィンしたことはない。調べれば出てくる英文の情報の二番煎じになってしまう点も多いが、知人から聞いた話も含め簡単に紹介していく。
まず太平洋側との大きな違いは、カリブ海側のサーフィンは冬季(12月ー4月)に限定されがちで、太平洋側ほどコンスタントなスウェルは来ないという点だ。これは、プエルトリコやドミニカ等の他カリブ海諸国と同様で、敢えて夏に行く必要は無いだろう。
サーフィンを目的としてコスタリカに行くのであれば、やはり太平洋側を主軸にして波チェックをしつつ、カリブ海側の波が上がってきたら小旅行で行くというプランが良いと思う。そうすればカリブ海の透明感があるリーフで特別な経験も出来て、サーフトリップの満足度を最大化出来るだろう。
サルサブラバ – Salsa Brava
おそらくカリブ海側で最も有名なサーフスポットがサルサブラバだ。浅くてシャープなリーフの上をパワフルで掘れた波が炸裂するため大変危険で、エキスパートオンリーのポイントだ。カリビアンパイプラインとも呼ばれているらしい。
プラヤコクルズ – Playa Cocles
サルサブラバに近いカリブ海側では珍しいビーチブレイク。カリブ海とだけあって、白い砂とクリスタルクリアーな海という絶好のロケーションで比較的安全にサーフィンを楽しむことができる。レフトもライトもいける。
イスラユビータ – Isla Uvita
エキスパートオンリーのレフト主体のリーフブレイク。リモンから40分程度ボートに乗っていくらしい。トリプルまでホールド可能でバレルを楽しむことできるポイントだが、浅くてシャープなリーフのため危険度は高い。
食事
コスタリカのご飯は安くて美味しい。Sodasと書いてあるローカルのレストランはあちこちにあり、数ドルでお腹一杯食べることができる。Gallo Pintoという豆・米・卵の料理が伝統的な料理で、自分にあっていたので毎日食べていた。
ローカルなレストラン以外にも、ハコやタマリンドなどの観光客も多いエリアでは、欧米人が経営する多くのタイプのレストランがあり、アメリカン、フレンチ、イタリアンとなんでもありだ。
日本食も結構人気のようで、ハコやタマリンドでは複数件見かけた。魚が新鮮だからか、コスタリカで食べる寿司も美味しかった。
宿泊
ハコやタマリンドといった大きめの街であれば、一泊十ドルのホステルから数百ドルの高級ホテルまで選択肢は多いだろう。ホステルは安い上に多くの人と知り合えるので、全部をホステルにするのは疲れてしまうかもしれないが、少しの期間泊まるのは非常におすすめだ。
それ以外の小ー中規模の街であれば選択肢が狭まってしまうが、おそらく一泊50ドル-200ドルあたりのレンジでなにかしらのホテルを見つけることができるだろう。
また、Airbnbではコスタリカ中で結構な数の掲載がされているので、運が良ければいい部屋を格安で借りることが出来るかもしれない。
治安
中米と聞くとそれだけで治安が悪いと思われがちだが、コスタリカはその中では一番治安が良いと評判だ。グアマテラに旅行したときはやや治安の悪さを感じたこともあったが、コスタリカでは治安が悪いと感じたことは特に無い。
首都であるサンホセの特にコカ・コーラ地区は治安がよろしくないと聞いていたが、ハコ行きのバス乗り場にいくために通り抜けた時にホームレスは沢山いたものの、絡んでくる様子もなく大丈夫だった。
とはいえ日本とは治安のレベルが違うことは確かであり、どの国に旅行するときにも共通した危機管理や防衛策を施していくのは重要だろう。
サーフキャンプ
コスタリカでは宿泊 + サーフレッスン + レンタルボード がセットになったサーフキャンプというものを各サーフエリアで見つけることができる。
サーフキャンプにも様々あり、みっちりレッスンしてくれたり、毎日ベストなポイントまでの送迎付きのところもあれば、レンタルボードと宿泊のセットだけというようなところもある。
レンタカーを借りて各地を自分達だけで旅するのは最高だが、サーフキャンプはまた違った楽しみもあるので、色々と調べて検討してみるのがいいだろう。
私はアベヤナスでRapture Surf Campというところにお世話になったことがある。空港までの送迎付き + レンタルボード + 無料レッスン(レッスンは別途申し込む必要があるはずだが、何故か教えてくれた ) + 3食 + 宿泊 で確か一週間400ドル程度だった。
ドイツやフィンランドから来た人たちと知り合いになったし、キャンプファイヤーをしたりしてとても充実した日々を過ごせた。アベヤナスでのサーフィン自体も好きだったので、このサーフキャンプには翌年もう一度参加した。
一方で、私自身まだ参加したことはないのだが、宿泊・移動等全てお任せで、ウィッチーズロックを含む毎日ベストな場所でサーフィンしたいというのなら、一週間で2000ドル程度はかかるが、Witch’s Rock Surf Campもおすすめだ。
タマリンドビーチ目の前にホテルは位置しており、レンタルサーフボードの種類は一段飛び抜けて豊富。初めての人用のサーフパッケージから米国のトップコンペティターから直接教われるコースまである。
そしてなんとEndless Summerで有名なRobert Augustがここでシェイパーをしており、サーフィンの歴史やシェイピングについての講座まであるという。電話で問い合わせた時の印象も非常に良く、タマリンド近辺のサーフスポット情報について事細かく教えてくれて感謝している。
釣り
コスタリカでは釣りも楽しめる。7ft程のパックロッドに3000番程のスピニングリールをリュックに忍ばせていくだけで、ソイのような根魚から恐らくアジ系の大きな肉食魚まで釣ることができる。
魚がスレていることもなく、メタルジグやミノー、ワームを投げ続ければ何かしらの見たことのない魚が釣れるだろう。
また、釣った魚を料理してくれるレストランもあるので、airbnbでキッチン付きの部屋を借りているのでもなければ、予め店員に釣った魚の持ち込み可否を尋ねておくと良いだろう。
最後に
コスタリカの強烈な思い出を思い起こしながら書いていたら、1日でこの量になってしまいました。完全ガイドと書いておきながら、カバーしきれていない地域や情報はあるけれど、『こんな情報があったら良かったのにな』と自分が思っていた内容をぱっと書いてみました。
ロサンゼルス在住で米国東海岸でのサーフィン歴もあるので、それを活かした記事を書いていけたらと思います。少しでもこの記事がサーフィンライフの足しになってもらえたら嬉しいです。コメントやお問い合わせ歓迎しています。それではよろしくどうぞ。
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