ニューヨークでもサーフィンは出来る!おすすめの場所4選

サーフトリップ情報

はじめに

ニューヨークでサーフィンってできるの?

タイムズスクエアや超高層ビルのイメージが強いかもしれないが、1時間程ドライブすれば山や海等の自然に触れ合うことが出来る

といままでに多くの人から聞かれたが、ニューヨークでもサーフィンは普通に出来る。誤解を恐れずにいえば、湘南以上千葉未満といったところか。かつてはCTというサーフィンのトップコンテスト会場に選ばれていたこともあるくらいだ。

カリフォルニアコスタリカのように、遠いところから遥々とやってきた力強い波が来ることは稀だが、夏から秋にかけてのハリケーンシーズンや、冬から春先に特有のノーイースターと呼ばれる低気圧が発生したときには、エクセレントな波が生まれることもある。また、なんといっても、マンハッタンの喧噪を離れて自然の中でサーフィン出来るのは格別だ。

私は2年間マンハッタンに住んでいて、その後1年間ブルックリンに住んでいたが、どちらに住んでいた時も、波があってもなくてもほぼ毎週末は海に出かけていた。波が無くても行きたくなるような、そんな魅力がニューヨークの海にはあるのだ。

冬は水温が1桁台に下がり、ブーツ・グローブ・ヘッドキャップが必須になるが、それでも毎週行っていた

それは海辺のレストランやバーだったり、雰囲気の良いサーフショップだったり、サーフコミュニティだったりと色々な要素があって、人それぞれ魅力を感じるところは違うと思うけれど、トータルで見ると私はサーフィンをとても楽しめる場所だと今でも確信している。

ニューヨークを去ってから2年以上たって、現在はカリフォルニアでサーフィンを楽しんでいるものの、今でも自分の中のホームといえばニューヨークだ。300回程度は海に行ったが、どれを思い起こしてもキラキラしている。

それでは以下に私が主に行っていたニューヨークでサーフィン出来る場所についてアクセス方法も含めて書いていく。

サーフスポットへのアクセス

ニューヨーク市内からサーフスポットへのアクセスは車だけではない。サーフスポットとニューヨークを代表する国際空港ジョン・F・ケネディ空港が近いところに位置していることもあるためか、電車でもバスでも行ける。フェリーという手段まである。

地下鉄

ニューヨークのサーフシーンに一役買っているのは、地下鉄で気軽に格安でサーフスポットまで行けるということだ。依然と比べて少し値上がりしたとはいえ、2022年現在でも片道2.75ドルでマンハッタン市内からビーチの最寄り駅まで1時間から1時間半程度で行くことが可能だ。

乗車してから隣の駅で降りても、ビーチまで遥々と電車に乗っていても値段が同じというニューヨークの料金システムを最大限に利用したアクセス方法と言えるだろう。

マンハッタン市内はやや混むので窮屈なこともあるが、大体は座って行ける

7ft程度までならば、サーフボードを持って車内に乗っていても特に扱いに困ることなく目的地まで行けるはずだ。私はニューヨークに住んでから半年間程度はサーフボード片手に電車に乗ってビーチまで行くということをしていた。

また、後に述べる有名なサーフスポット近辺にはサーフロッカーのレンタルをしている店もあるので、そこにボードを置いておき、サーフボード以外のグッズだけ持ち運ぶという方法も良いだろう。私はこの方法を1年間程度行っていたし、サーフィン好きな友人たちの多くもこの方法を選んでいた。

サーフロッカーを借りて移動は電車というのがコスパの良い組み合わせだ

サーフロッカーは一人で借りると月100ドルを優に超えるものの、友人とシェアすれば一人当たりの負担を抑えることが出来て、とてもおすすめだ。

バス

住んでいる場所にもよるが、もし後に述べるサーフポイント方面に行くバスが近所にあれば、バスという手もありだろう。私はそこまで頻度は多く無かったものの、携帯の充電が出来たり、地下鉄よりも座り心地が良かったりしたので、たまに利用していた。

無料で携帯充電可能なバスも多い

フェリー

マンハッタンの南端から出航しているフェリーで毎回来ている人がいたので、なぜいつも最短ではないのにフェリーで来るんですか?と聞いてみたら、『サーフィンは移動も含めてサーフィンだからね』という深い言葉を頂いた。

海から見るマンハッタンは一味違う気がする

確かに、フェリーで着てみると電車やバスに比べてやや時間はかかるものの、格段に気持ちが良いのだ。片道4ドル程度の費用で、出港直後にマンハッタンを海から一望出来て、その後は潮風に揺られながら気付くとサーフスポット近くまで付いている… 荷物の多さも気にしなくて良いし、とても良い交通手段だと感じた。時間に余裕があれば、是非選ぶ価値のある交通手段だ。

地下鉄の安さ、フェリーの気持ちよさには敵わないが、車を持つことでニューヨークでのサーフィンライフが数段良いものになるのは間違い無いだろう。私はブルックリンに引っ越しする少し前のタイミングでJeepのPatriotという中古車を安く購入したが、この車のお陰で私のサーフィンライフは確実に飛躍した。

いつも停めていたロッカウェイのスポット
モントーク灯台ポイントにて
かなり走ったのでタイヤ交換もした

ニューヨークの電車民で混み合っているポイントを避けて比較的自由にサーフィンすることも出来るし、ニューヨークがオンショアで全滅な時もニュージャージーまでいって面ツルな環境でサーフィン出来ることもある。それに夏場のメジャーなポイント付近を除けば、駐車場に困ることもほぼなく、大抵どこかに無料で駐車できる。

車に乗るようになってから、車をもっと早く買っておけば良かったと本当に思った。確かに維持費等の費用はかかるものの、サーフィンライフを高めたいのであれば、一番効果的な投資だろう。

サーフスポット

ロッカウェイ 92ストリート

マンハッタン市内から地下鉄で手軽に行けて、かつ数件のサーフショップがあり、地形も悪くないことが多いため、ニューヨークでサーフィンしたいとなったらまず試す価値のある場所だろう。ここは私が一番多くサーフィンした場所で、一番思い入れのある場所でもある。

ニューヨークでサーフィンする人は車を持っていない人も多く、この場所は地下鉄・バス・フェリーを使っても気軽に来れる場所であることから、最も混みやすい場所でもある。

普段は1-3ft、6-8s程度の風波が多い。ショートボーダーはミッドレンクスも一本持っておくと良いかもしれない。

とはいえビーチ自体はある程度広く、”世界で一番混んでいるサーフスポット”というような紹介文を見た覚えもあるが、湘南に慣れ親しんだ人からしてみれば”全然空いてる”という感想を持つことさえあるだろう。

基本的にはビーチブレイクだが、90ストリート突堤近辺はレフトのポイントブレイクになる。波の良い日はローカルの方々がその近辺にいることが多いため、混んでいる場合は突堤近辺は避けるのが無難だろう。

ロッカウェイ 62ストリート

こちらは地下鉄で行くにはやや歩くことから、92ストリート程混んではおらず、かつ波質的にも近隣のポイントより良いことが多い。

私が車を購入した後のメインポイントになった場所だ。ハリケーンスウェルが到来した9月半ばの平日に、会社を休んでサーフィンしに来た時には最高のコンディションなのに3人しかサーフィンしている人がおらず、いままでで一番サーフィンを楽しむことが出来た思い出の場所でもある。

ロングビーチ

ロッカウェイビーチと並んで人気なのがロングビーチだ。電車でマンハッタンから行けるものの、高速鉄道を使う必要があり交通費が嵩むためロッカウェイほど気軽にはいけないが、その分人がやや少なめだ。

北向きの風がばっちり合うため、車を持っている人であればロッカウェイと並んでチェックしておいた方が良い場所だろう。アトランティックビーチからリドビーチまでサーフスポットが点在しており、それぞれSurfline等のウェブカメラから見ることが出来る。

モントーク

マンハッタンから車で2−3時間程度、ひたすら東に行くと着く、自然豊かで高級なエリア。

運転していくに従い段々と自然豊かな風景になっていくものの、田舎といったイメージとは無縁で、マンハッタンに近くて自然が楽しめるエリアとして世界トップクラスのお金持ちが住んでいたりするエリアだ。

大西洋沖からくるスウェルがロッカウェイ近辺よりも衰えないで到達することが多いため、ロッカウェイーロングビーチエリアよりもハーフサイズ程度大きくなることが多い。

また、モントークで一番メジャーな場所であるディッチーズ – Ditches Plainは、ニューヨークでは大変珍しいビーチとリーフが入れ混じったポイントであり、普段と違う波質を楽しめるというメリットがある。

ただしこのポイントはどこに車を停めるかわかりにくい。ディッチーズ正面にある駐車場はモントークの駐車パスを持っている人しか停めることの出来ない駐車場なので、決して停めないように。

ポイントから歩いて10分くらいかかってしまうが、海からやや離れた住宅街の中に路駐可能なエリアがあるので、海辺に停めることは諦めてやや内陸部を探そう。

モントークの灯台裏ポイント。ハリケーンスウェルが到来すると、リンコンのようなライトのポイントブレイクとなることも。

一方で、灯台裏ポイントは灯台自体が観光スポットとなっているため、大きな駐車場が側にあり便利だ。このポイントはニューヨークの他エリアと異なり南ウネリを直接受けることは無く、滅多に波は立たない。しかしながら、ほとんどのポイントが強いハリケーンスウェルでクローズアウトになっているとき、岬を回り込んで丁度良いサイズになってここだけサーフィン出来ることもある。

モントークはそこそこの距離があるため普段使い出来るようなポイントでは無いが、波の良い時に小旅行がてら行くのはとてもおすすめだ。釣りのポイントとしても有名で、私はモントークにいく時はサーフィン2-3ラウンド + 釣りと遊び倒すことにしていた。

なお注意点として、モントーク近辺の道路は速度制限の変化が多くかつ取り締まりが厳しいため、道路表記に普段より一層気を配る必要があることだろう。

ウエットスーツ

春になって気温はポカポカとしてきても、ニューヨークの水温は冬を引き摺っており非常に冷たい。日本のゴールデンウィークあたりの時期でも5mmフルスーツにヘッドキャップ、3-5mmのグローブ、4-6mmのブーツは必要だろう。

5月後半に5mmのフルスーツとヘッドキャップを卒業出来たらと思ったら、水温は急速に暖かくなってくる。8月になると3mmのフルスーツでは暑いと感じることさえあるだろう。3mmのフルスーツ一着で乗り切ることも出来るが、余裕があれば2mmのスプリングも持っておくと快適さが増す。

海水温がまだ暖かい10月半ば辺りまでは3mmフルスーツで快適に過ごせるが、段々と気温も水温も低くなってくる時期だ。秋が深まるに従って、3-4mmセミドライが活躍するようになる。また、2-3mm程度の薄手のグローブやブーツも段々と必要になってくるだろう。

12月後半から初春にかけてニューヨークの海は完全に冬だ。水温は一桁台後半、時には前半まで落ち込む。5-6mmのセミドライに厚手のフード、グローブ、ブーツが必須アイテムとなる。地元の人は吊るしのウエットスーツを着るのが主流ではあるが、可能であればオーダーメイドのしっかりとした5mmセミドライを持つことをお勧めする。

日本でオーダーしても良いだろうし、せっかくニューヨークにいるのなら現地で人気のブランドを買うのも良いだろう。私はまだ試したことがないのだが、ニューヨークの日本人サーファーを中心にStillBlueNYのクオリティの高さが評判となっており、3mmで冬を乗り切る猛者もいるらしい。

サーフショップ

ニューヨークでもサーフスポット近辺には多くのサーフショップがある。その中で私が一番お世話になったサーフショップがStations RBNYだ。

オーナーのナイジェル。バルバドス出身でロッカウェイサーフシーンの代表人物の一人。ギアの選び方からサーフィンのテクニックまで何でも気軽に教えてくれる。お礼を兼ねてアパレルをいつも買っていた。

A TrainのBeach 90 Stから徒歩5分程度のところにあるこのお店は、サーフィン関連、スケートボード関連、アパレルと幅広い商品が置いてある。また、サーフィン中に荷物を預けたり、シャワーを利用することも可能だ。

私はこのお店でレンタルボードを借りて以来、立地的に便利なのと居心地が良かったこともあり、このお店にずっとお世話になってきた。とりあえずニューヨークでサーフィンを初めてみたいけど、何もわからない、という人もオーナーのナイジェルが丁寧に教えてくれるのでお勧めだ。

最後に

ニューヨークでもサーフィンは普通に出来るし、マンハッタン市内から近く交通手段も多いことから色々な人が集まり交流できる場所でもある。私自身色々な人とサーフィンを通じて出会い、ニューヨークを離れた今でもそのネットワークは続いている。

波に乗ることだけを考えるならば最高の場所とは言いにくいが、トータルで見たサーフィンライフの満足度という目で見ると、非常に高い場所だと思っている。

また、車があるとその満足度はもっと高くなる。ニューヨークでサーフィン出来なくてもニュージャージーに行けば出来ることも沢山あるし、ノーイースターの時期には波を求めてコネティカットやニューハンプシャーあたりまで小旅行するという楽しみもある。

その辺りも時間を見つけては書いていきたいと思う。どうぞお楽しみに。

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