【まとめ】冬のカリフォルニアのサーフィンで役立つアイテム特集!

サーフアイテム

はじめに

カリフォルニアの水温は冷たいとよく言われる。それは半分正しくもあり、間違いでもある。

カラッとしていて何時でも半袖や一枚羽織るだけで大丈夫なイメージがあるのか、水温も暖かいと思われがちだが、寒流であるカリフォルニア海流の影響で夏場でも20度ちょっとまでしか上がらない。

気温は一年中暖かいが、水温は一年中15-20度あたりで安定

寒さに強い人は夏場に水着でサーフィンすることも出来るが、私含めてアジア系の人は3mmジャーフルが必要になることが多いだろう。

カリフォルニアの海水温が低いというイメージは、夏場の暖かい気候でビーチに出かけた人達が、足を海水につけた時に”冷たい!”と感じるギャップから生まれているように見える。

“半分正しい”と言ったのは、カリフォルニアの水温は確かに夏場は茨城•千葉やニューヨーク•ニュージャージあたりのビーチよりも低いのだが、冬場になると水温の上下関係が逆転するのだ。

冬の茨城•千葉の水温は一桁台後半まで下がるだろうし、ニューヨークの水温は一桁台半ばまで下がる。夏場のピークでは25度前後あるので、少なくとも15度以上の変化だ。

一方で、カリフォルニアの水温は夏場のピークから多くても7-8度変化するだけで、冬場の1番水温が下落したときでもロサンゼルス近郊は15度程度、サンタクルーズ近辺でも12度前後はある。また、冬場でも気温は日中20°を超えることも多い。

つまり、冬場のサーファー目線で言えば水温が冷たすぎることはないし、日中は日差しのお陰で上半身は暖かいのだ。

冬のカリフォルニアに冬の千葉北のフル装備で臨めば暑すぎるし、かといって3mmジャーフルでは寒さに耐えられないケースもあるだろう。

カリフォルニアには一年中波がある。冬場、サンディエゴでは水温が下がっても15度、サンタクルーズは13度程度で、千葉や茨城の水温よりも暖かい。

前置きが長くなったが、そんな絶妙な水温と気温を持つカリフォルニアにおいて程よく役立つであろうアイテムを幾つか紹介していく。

ウエットスーツ

南カリフォルニアのサンディエゴ近辺であれば冬場でも(性能の良い日本製・オーダー)3mmジャーフルで大丈夫な人は多いだろう。

私はサンディエゴよりやや北上したエリアであるハンティントンビーチ近辺で入ることが多く、かつ、寒がりなのでオーダーで作成した3mmセミドライを使用している。メローウェットスーツ製の一着だが、冬場のオレンジカウンティーベンチュラエリアを完璧にカバーしてくれるので、本当に作ってよかったな、と思っている。

一番寒い時でもまだ余裕があったので、カリフォルニア北部のサンタクルーズでも十分使えるはずだ。

久しぶりにホームページを見たところ、沢山の種類がありすぎて自分の持っているものがどのモデルなのかわからなかったが、とにかく3mm x エアフレイムレガシー x ロングチェストジップを使用した一着だ。

なおオーダーではなく吊るしのウエットスーツを使用するならば、4mmセミドライが安心だろう。

フード

寒さに強い人はフード無しでも大丈夫だろうが、1-3月はロサンゼルス近郊でもフードを使用する人が多い。

私は我慢すればフード無しでもサーフィン出来るが、1時間を超えると頭が痛くなるのでフードは被るようにしている。

寒さを凌ぐだけであれば、ウェットスーツ一体型でも良いだろうし、有名なメーカーのフードでも何でも大丈夫だろう。

ただ私が色々な商品を試して至った結論は、カリフォルニア北部の夜明け時間帯を除き、寒さ対策に特化した首元も完全にカバーしたフードまでは必要無いということだ。

Oneilの1.5mmフードを12月のロサンゼルスで試したが、ここまでは必要ないと思った。

確かにそうしたフードを被れば寒さを感じることなくサーフィン出来るのだが、頭や首への締め付けが不快なので無いに越したことはない。

結局、私が1番気に入ったのが20ドルもしないベルクロ式のチープフードだった。

暑くもなく寒くもなく、絶妙にフィットするフード

首元を締め付けないので装着していても単に帽子を被っているくらいの感覚だし、一方でダックダイブしたときでも寒さをダイレクトに喰らうことは無い。また、頭サイズの波を直で喰らっても外れることも無い。

一応私の買ったフードを載せて置くが、似たようなタイプであれば何でも良いだろう。とにかく頭が少しでもカバーされていることが重要なのだ。

グローブ

グローブ無しでも日中の日が照っている時はサーフィンは出来るがややつらい。私の場合は1時間を超えると指が悴んで閉じなくなりテイクオフに支障が出る。

余程寒さに強い人でなければ、グローブはあった方が良いと思う。5mmの厚さやロブスタータイプはやりすぎ感があるので、3mm以下のグローブで大丈夫だろう。

これをどこまでファインチューン出来るのか考えた結果が、1-2mmのグローブだった。私は1.8mmToolsのグローブを現在使用しており、とても満足している。

他には、2021年に買おうとしたら品切れの為縁が無かったのだが、Surf8の2mm マグマグローブ2mm スムースラバーグローブあたりはばっちりカリフォルニアの冬サーフィンにフィットするだろう。

2mm マグマグローブ。買いたいけどどこも品切れだった。
2mm スムースラバーグローブ。3mmを持っているがたまに暑い。
Rip Curl 2mm E Bombグローブ。2mmだけど3mmスムースラバー程度の動かしやすさ。20数ドルなのでコスパは良い。

ブーツ

ブーツ無しでサーフィンしている人は沢山いるし、ロサンゼルス近郊までであれば日中は無くてもなんとかなるだろう。

ただ私は細身で寒がりなのでブーツが必要で、幾つかのタイプを試してきた。その結果思ったのが、水温10度前半程度に使うブーツはサイズがフィットしてさえいれば何でも良いということだ(サイズがフィットするブーツを見つけること自体が大変ではあるが。。)。

グローブはパドリングに直結するので薄ければ薄い方が良いと思うが、ブーツはサイズがフィットさえしていれば、然程普段のサーフィンに影響無いと思うからだ。

私はCaprice4mm、Surf8 4mm等々を試したが、どちらも十分に暖かいし、自身のサーフィンに特に悪影響はなかった。

二重構造で海水が入りにくい。リーフやエイ対策にもなる。

ただフードやグローブの項で述べたのと同様、これらはオーバースペックになりかねないので、2-3mm用のペラペラしたブーツあたりがちょうど良いのかなと思う。

最後に

気合と根性の装備でも人によってはカリフォルニアの冬を乗り過ごせるが、快適にサーフィンをしたいなら薄手のグローブ・ブーツ・フードがあったほうが良いだろう。特に日本から遥々旅行で来て、朝から夕方までサーフィンしたいと考えているなら尚更だ。

少しの装備で大幅に快適度が変わるので、カリフォルニアでサーフィンするときに参考にしてもらえたら幸いだ。

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